2011年10月28日 (金)

次回の「特攻」ゼミと「京都学」講座について

 あちらこちらで放射能汚染のニュースが流れていますが、いまだ電力会社はなにも事態の問題性を見たくないのか、無視している感じです。
 まったく1943年以降の「大本営発表」と酷似しているような不始末で、ホント「日本人」って、とくに会社や官僚、いわば組織にいて守られている人間は、責任や未来への意識というのが、せいぜいで自己実現程度のもので、人間的に未熟であるのは、何らかわっていない感じです。これまで、学校で永い間教える仕事をしていて、無力感を覚えずには、いられません。

 それはともかく、いま行っている「特攻」ゼミと「京都学」ゼミのお知らせです。

 「特攻」ゼミは、11月7日(月)に、前回は「個人」と時代ということをテーマにお話ししましたが、今度は「国家」と時代、いわばなぜこの時期、日本はこんなにも「大陸進出」を欲望したのか、というテーマを民衆意識の勃興という地点からお話ししようと思っています。
 このゼミは、毎週課題文を読んでいただいて、講座を組み立てていますが、最初は安岡章太郎の『家族』、今回は宮柊二の歌集『山西省』でした、ある意味、あらたな読書体験を積めるものとなっていますので、学生諸君の途中参加をお待ちしてます。
 参加希望の方は、連絡先:運営学生平野慧(mail 
ed91264@kisc.meiji.ac.jp)へ。

 「京都学」ゼミのほうは、11月5日(土)に、今回は<平家の栄華と東国武士の侵攻>というテーマで、おもに平安末期から鎌倉初期までの歴史と京都の動揺についてお話しします。あまり難しくならないよう、細かい知識は避けながら、大づかみながらも、この時代の息吹を伝えられたらと思っています。
 こちらは京都商工会議所
http://www.kyo.or.jp/kyotoにアクセスしてしてください。

 ついでにわたしのtwitterもよろしく! 

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10月 28, 2011 0. 緊急のお知らせ, 2011年社会哲学講座について |

2011年10月 9日 (日)

【京都学】講座と【特攻と戦争】講座について

 秋晴れの、いい天気が続きます。颯々とした風も、清浄な空気も気持ちがいいですね。

 ところで、10月1日には【京都学】初講を行いました。テーマは、『平安時代の開幕と「華」としての貴族文化』でしたが、平安京の遷都の理由に少々時間をとられ、「華」としての貴族文化については、すこし説明不足となりました。

 次講は11月5日(土)に『平家の栄華と東国武士の侵攻』をテーマにお話ししますが、その際には、貴族文化について再度触れながら、京都の歴史について、わかりやすくお話しできればと思っています。

 社会哲学ゼミは、10月3日に第一講とガイダンスを行いました。明日は、「昭和」という時代をテーマに、特攻という作戦が、なぜこの国で考えられたのか、その底流や背景について、考えてみたいと思います。

 こちらのほうは、明日から受講というのもかまいませんので、時間がありましたらおいでください。先週も、いろんなかたちで意見交換や議論ができました。それがこのゼミのもっともいいところですので、とくに学生諸君には是非参加ください。

 ただし、開始時間が30分早まりまして、19時スタートとなりました。ご注意ください。

 秋です。学問勉強の秋です!

10月 9, 2011 0. 緊急のお知らせ, 2011年社会哲学講座について |

2011年7月 8日 (金)

【国家論】終講のお知らせ

 ある編集者曰く、「暑い! 日本はまさに亜熱帯だ! 地球滅亡も近いかも・・・。となると次代は恐竜の時代か・・・」 ま、それもありそうですね。
 1954年のビキニ環礁水爆実験での死の灰と第五福竜丸の被曝と悲劇・・・。その年のゴジラの誕生。ゴジラは日本に上陸して破壊の限りを尽くして憤怒を爆発させます。
 しかし、ゴジラはすべてを打ち砕き皇居にたどりつくと、そこでくるりと背を向けて、海に帰っていきます。あれは南海の砂となった戦没者の怒りだったのでは?
 しかし、彼らに死を命じた天皇には、怒りをぶつけられなかった。いや、憤怒は抒情に吸い取られたのか・・・。

 とまぁ、この原発災害のまだまだ続くさなか、この暑さと「脅迫節電」の国家権力および電力会社の威嚇には、ホンマ、ゴジラにでもなって怒りを爆発させたいくらいですが、それにしてもいつものことなのかもしれないけど、原発推進の組織的応援メールを出させる電力会社も、この時期これは頭が悪いとしかいいようないなぁ・・・。受験エリートの生産ばっかで、人を育んでこなかったツケが、ようく見えてきます。

 さてさて、2011年夏学期の社会人ゼミは、明日7月9日(土)で終講です。これまで、いろんな方々にお出でいただき、ありがとうございました。当日の講義終了後は7時半には移動を開始して、8時ころから打ち上げとなります。当日飛び入り参加したいかたは、私のところまでメールください。場所は池袋の「さくら水産」という居酒屋だそうです。

 また9月から、あらたなというか、これまで深めてきたテーマ、たとえば「特攻」「現代史」を論考する時間をもちたいと考えています。
 ついでに、10月から毎月第一週の土曜日に、東京駅の三菱ビルで、『京都学』<仮題:平安京遷都から明治の京都>の講座を3月まで全6講をもつことになりました。
 
京都商工会議所公認の京都検定を志望しているかたや京都の歴史に興味のあるかたは、楽しんでもらいたいと思っていますので、お出でいただければ幸です。申し込みは、インターネットで京都検定を検索して、そこでご覧ください(まだ受付はしてないかもしれませんが・・・)。わたしは、マジメに歴史の種々のお話しをします。

7月 8, 2011 0. 緊急のお知らせ, 2011年社会哲学講座について |

2011年6月11日 (土)

社会哲学講座第7講とマックス・ウエーバーの講座、その他について

 6月10日発売の「週刊金曜日」に大杉栄の『叛逆の精神』(平凡社ライブラリー)の書評を書いています。短いものですけど・・・。

 いまの時代にあって、政治は政治家に壟断され、あるいは私物化され、経済は、「経世済民」からはほど遠く、文化は巨大マスメディアがいいように商業主義に染め上げているように見えます。
 そんなことで、小説家村上春樹が、いまごろになってしたり顔に「原子力にNO!」などといっていることをとりあげて、あの「有名なムラカミハルキも・・・」といった記事(朝日新聞)を載せる目線は、ま、愚弄的な感じだなぁ、です。


 
大杉栄は、彼の生きた時代であっても、またいまのこうした時代にあっても、やはり少数者であり、異端となってしまうでしょう。しかしながら、歴史は少数者や異端とされた者が、つぎの時代には光り輝くという事実を伝えています。時代には変化がつきまとっています。

 さて、講座もあと数回となりました。「国家論」第7講では、国家の仕事ということをテーマに、国家とグローバリズムの相互のありようを論考します。一方、マックス・ウエーバーは『職業としての政治』の発表です。発表者のかたには、よろしくお願いします。

 それと、【VERY50】の講座(6月16日)のほうは、ベトナム戦争や全共闘運動などの60年代後半から70年代にかけての時代を追います。ぜひご参加ください。

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6月 11, 2011 0. 緊急のお知らせ, 2011年社会哲学講座について |

2011年6月 6日 (月)

すこしお知らせ!

最近、連絡等が滞ってしまってすみません。


明日6月6日は『国家論』の第6講、『「マックス・ウェーバー」を読む』は、第5講に入ります。『国家論』のほうのテーマは、いよいよ<グローバリズム>を扱うことになります。できるだけ、難しくないようにと心がけて臨みます。
最近、ともすれば力みがちなので、ゆっくりと「国家」とは何かというテーマでお話しできればと考えています。
『マックス・ウェーバー』のほうは、今回で『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は読み終わります。最後は「資本主義の精神」とはということになります。

どちらにしても、後半、大詰めとなってきました。

ちなみに、今週号の『週刊金曜日』の書評欄に武藤洋二さんの『天職の運命』(みすず書房)について書いていています。お読みいただければと存じます。

それと6月25日、写真家の長倉洋海さんと講演会が中野サンプラで14時からやります。こっちの方の詳細は、新人会のツイッターをご覧ください。

さまざま、まだまだお知らせするものがありますが、今日はこのくらいで・・・。

ツイッターはyaga_tatsu http://twitter.com/#!/yaga_tatsu

新人会の方はhttp://twitter.com/#!/Shinjinkai

6月 6, 2011 0. 緊急のお知らせ, 2011年社会哲学講座について |

2011年5月22日 (日)

5月23日のゼミについて

 次講5月23日の『「マックス・ウェーバー」を読む』ゼミは、「ルッターの天職観念」の章について論考します。プロティスタントにとって、「世俗的職業」がなぜ天職となりえたのか。ルッターが「九十五カ条の論題」をヴィッテンベルグ教会で発表したのは1517年10月のことでしたが、一方でこの時代は、大航海時代と呼ばれる時期とも重なり合っています。また、ルッターの父は、農民の子であってマンスフェルト鉱山の銅制練業者であり、いわば勤労中産階級でした。ヨーロッパ社会は、このあと産業革命をいち早く進め、大きな時代の転換期に入るのですが、そのあたりの状況も加味して、「勤労」という性質を考えていってみたいと思います。

 つぎに『国家論』のゼミでは、「ナショナリズムNationalism」についての第二講めとなります。前講では「祖国」や「国民国家」への移行する状況についてお話ししましたが、今回は、おもに日本のナショナリズムの動きを追い、「majority」意識について、考えてみたいと思っています。なぜ、オリンピックやワールドカップなどで、「ニッポン! ニッポン!」と連呼するのか、あるいはしないのはなぜなのか、それが前講でお願いしました課題ですが、それも含めて、「national」な感情の内実を考えてみたいと思っています。
 受講生のみなさんには、課題の提出をよろしくお願いします。

 それと、26日木曜日の【very50】の「日本のプロフィールⅡ」のほうですが、こちらのほうは、次講で「朝鮮戦争」の実際の状況とその後の東西冷戦の強まりを含めた展開についてお話しします。こちらはこれで第三講めです。
 現代的なテーマをつねに抱えつつ、戦後日本の時代をいろんな角度から観ていきたいと思っています。

5月 22, 2011 0. 緊急のお知らせ, 2011年社会哲学講座について |

2011年5月14日 (土)

書評の件と5月第3週の講座について

 5月16日(月)は、マックス・ウェーバーの<資本主義の「精神」>の章についての論考です。前講での問題提起はおわり、本講から少しずつ資本主義の合理主義の現れについて論じられています。しっかり読み進んでいきたいものです。

 その後の【国家論】は、ナショナリズムNationalismについての論考に入ります。ベネディクト・アンダーソンが規定したナショナリズムの無意味性=空虚性はナショナリズムを考えるうえで正当なのか? それも含めて、領土問題に凝縮されるナショナリズムの痼った状況を多様な視点から解きほぐしていきたいと考えています。こちらのほうは、受講生のみなさんのレポート期限は15日22時までですので、よろしくお願いします。

 それと、昨日5月13日発行の『週刊金曜日』にリチャード・J・スメサートス著『高橋是清』(東洋経済新報社2010年10月)の書評を書いています。短いものですが、高橋是清の現代的意味を問いかける内容に仕上がっています。本書もあわせてご高覧いただければ幸です。

 ツイッターは、yaga_tatsu http://twitter.com/#!/yaga_tatsuです。こちらもよろしく!

5月 14, 2011 0. 緊急のお知らせ, 2011年社会哲学講座について |

2011年4月22日 (金)

社会哲学講座と書評についてのお知らせ!

今日発売の「週間金曜日」の書評欄に、この3月震災のさなか完結した『田村隆一全集』の書評を書いています。ご覧いただければと思います。

さて、すでに告知いたしましたが、この5月から三つの講座が、それぞれ開講されます。

一つは5月2日からはじまる「マックス・ウェーバーを読む」講座です。これは受講生の発表で構成するゼミ形式のものです。初講日時は、5月2日18時30分から19時10分となります(時間に注意!)。*初講日は、ゼミ進行のための【orientation】となります。このとき発表者の割り振りなど行いますので、必ず参加してください。

二つ目は、おなじく5月2日からはじまる「国家論~国家が溶けるとき」の講座です。この講座は講義と質疑応答で進行していく講座です。講師がレジュメを配布して、それにしたがって講義を行います。時間は「マックス・ウェーバー」の講座後の19時30分~21時をめどとして、その後20分ほど質疑応答を行います。

◆両会場とも池袋勤労福祉会館(JR池袋西口下車、ホテルメトロポリタンをすぎて池袋消防署のとなり4F)です。原則月曜日の開講となります。
◆申し込みは、新人会メール:shinjin@afz.jp か
    担当学生平野君へ:
ed91264@kisc.meiji.ac.jp
    もちろんこのHPのメールyagashiwa@hotmail.comでも結構です。 

つぎに【very50】の講座のお知らせです。こちらのほうは、『日本のプロフィールⅡ』<戦後66年の軌跡>を扱うものです。日時は下記の予定が変わりまして、毎週木曜日に開講することになりました。したがって初講日は、5月12日(木曜日19時30分~21時)となります。
お問い合わせは、very50<very50@live.jp>
very50のHP<http://www.very50.com/>をご覧ください。

4月 22, 2011 0. 緊急のお知らせ, 2011年社会哲学講座について |