5月23日のゼミについて
次講5月23日の『「マックス・ウェーバー」を読む』ゼミは、「ルッターの天職観念」の章について論考します。プロティスタントにとって、「世俗的職業」がなぜ天職となりえたのか。ルッターが「九十五カ条の論題」をヴィッテンベルグ教会で発表したのは1517年10月のことでしたが、一方でこの時代は、大航海時代と呼ばれる時期とも重なり合っています。また、ルッターの父は、農民の子であってマンスフェルト鉱山の銅制練業者であり、いわば勤労中産階級でした。ヨーロッパ社会は、このあと産業革命をいち早く進め、大きな時代の転換期に入るのですが、そのあたりの状況も加味して、「勤労」という性質を考えていってみたいと思います。
つぎに『国家論』のゼミでは、「ナショナリズムNationalism」についての第二講めとなります。前講では「祖国」や「国民国家」への移行する状況についてお話ししましたが、今回は、おもに日本のナショナリズムの動きを追い、「majority」意識について、考えてみたいと思っています。なぜ、オリンピックやワールドカップなどで、「ニッポン! ニッポン!」と連呼するのか、あるいはしないのはなぜなのか、それが前講でお願いしました課題ですが、それも含めて、「national」な感情の内実を考えてみたいと思っています。
受講生のみなさんには、課題の提出をよろしくお願いします。
それと、26日木曜日の【very50】の「日本のプロフィールⅡ」のほうですが、こちらのほうは、次講で「朝鮮戦争」の実際の状況とその後の東西冷戦の強まりを含めた展開についてお話しします。こちらはこれで第三講めです。
現代的なテーマをつねに抱えつつ、戦後日本の時代をいろんな角度から観ていきたいと思っています。
5月 22, 2011 0. 緊急のお知らせ, 2011年社会哲学講座について | Permalink




