原発は恐いなぁ~と思ったしだいです。
2号機から白煙、3号機から灰色の煙・・・とのこと。
地震がおこって数日、わたしの周りの人びとが、すくなくともずっと暗い気分、あるいは憂鬱な気分で過ごしているのは、この原発の状況のような気がします。
ここの原発は、とにかく一つでも破壊されれば、放置して逃げるしかないわけで、それが4基とも全部うまくいくか、現場で働いている人びとはほんとにたいへんで、命がけという言葉も無意味なほどがんばっているのだと思いますが、どうしても明るい気分にはなれません。
なんとか無事であること、なんとか危機が避けられますことを、神に祈るような気持ちで願うしかありません。
かつてわたしは大学生のゼミで、青森県の六ヶ所村の核燃サイクル処理場を見学したことがあるのですが、使用済み核燃料を貯蔵しているプールを見たときの、えもいわれぬ恐怖を思い出します。この水がなくなって使用済みとは言え、核燃料が露出するなら、あるいは気の遠くなるくらい長く冷却しなければならないと係の方にお話を伺ったとき、そんな長いあいだ、はたしてこの機能を守れるのか、いろんな不安がたちのぼってきたことを覚えています。
このあと引き続いて東海地震が予想されるなか、地盤のあんまりよくないところに建設されているとされる中部電力の浜岡原発が、この事件があったあとも停止されていないというのは、これもまた不安ですね。
たしかに電力の必要はあるでしょう。でも原発に頼るありよう、情報が電力会社や一部の役人、マスメディアが握っている状況は、健全なものではないでしょう。もっと謙虚に事態を見詰め考えて、物事を考えていくべくだと思います。実際、原発は保障金やインフラ整備などでむしろコストが高く、ほかの電力と比べても割高であることは、2011年1月号『世界』(岩波)、「原子力復興という危険な夢」という特集号にも語られています。
それに、なぜ今回の原発事件の対応機関が、現場から遠い福島市に動かされたのでしょうか? それなんかも疑問です。
やたらに危機を煽ることはしたくないし、またその必要もありませんが、物事は冷静に考えていきたいものです。ついでに、「いますぐ人体に影響を与えるものではない・・・」という物言いは、どっかおかしいですよね。放射性物質を体内摂取すれば、甲状腺などの発がん率が高まるのですが、それはたしかに「いますぐ」出てくることではないわけで、なんか意味のない物言いのように思います。
それと、いろんな美談がマスメディアで過剰なくらいに現れ出てきていますね。かつて日本がアジアや英米軍を相手におおきな無謀な戦争をしたとき、戦局が悪化すればするほど、美談や「忠烈無比」などの言葉が新聞紙上で踊り、ラジオで鼓舞されていとことを、なんとなく考えてしまいます。とにかく無事であることを祈るばかりです。
3月 21, 2011 0. 緊急のお知らせ | Permalink




