3月になって、春!
足早に2月は過ぎ去り、不安定な3月が訪れました。
この国での3月は、とかく落ち着きがない。年度替わりという変革がいやおうなしにつきまとう月です。ついでにいうと、そんな定まらない空虚の月である3月に、わたしは生まれました。
それはともかく、今週金曜日には「週間金曜日」書評欄に、堀田善衞『ゴヤ-Ⅰ~Ⅳ』の書評を書いています。長大な作品だけに、1400字くらいでは語り尽くせないものでした。したがって必ずしも書評が成功しているとは言い難いのですが、これまで何度か読んできた作品であったものの、今回読み返し、この作品の奥深さ、国家や王制などの政治構造や近代絵画への転換期にさしかかった芸術のありようを見る眼のたしかさ新鮮さには、驚くばかりでした。1970年代の半ばに書かれた大著は、現在(いま)だからこそ読む価値があるということを再認識したしだいです。ぜひお読みください。
それと【very50】の「日本のプロフィール」講座も、あと3回の残すのみです。一回だけの受講も可能なようですので、ぜひ受講してみてください。3月3日の第八講は、「昭和恐慌と宮澤賢治」をテーマに人びとの心の揺れについて考えてみたいと思っています。
この講座は、ただ単に日本の近代史をなぞる講座ではありませんし、実証主義の隘路にはいって枝葉末節を言挙げするものにもなっていません。歴史を通じて現在を見据え考えるというものです。時間があればぜひ参加してください。
【夏学期のご連絡】2011年5月~7月の講座について
今年もNPO新人会主催の講座を開催します。場所は池袋勤労福祉会館で、毎週月曜日に開催します。
<そのⅠ>17時50分から19時10分の講座は、《マックス・ウェーバーの『プロティスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読む》です。この講座は受講生の発表をもとに構成されるゼミです。
<そのⅡ>19時30分から21時の講座は、《国家論》をテーマに、現在溶解しつつある「国家」のありようを、歴史的変遷をふまえて論考する講座です。事前に簡単な参考文献の一部を抜粋して、これを受講生に読んでいただき、事前学習をも含めて展開します。
初講日は5月2日(月)で、会場はすでに確保しています。いろんな方々に、ご参加いただければと存じます。
3月 2, 2011 | Permalink




