講演会と全学自由ゼミ:6月7日(第六講)のお知らせ
6月に入って、ここ数日は颯々とした風が吹きわたり、一年で、この季節がもっともいい季候なのかもしれません。
こんな時期、6月26日(土)に、東大駒場キャンパス1号館109号教室で、映画評論家佐藤忠男さんとわたしとで、講演会を行います。テーマは、戦後の日本映画を通して、戦後のありようを考えるというものです。
記
『戦後の日本映画を考える』
日時:6月26日(土) 13時開場、13時半~16時半
場所:東京大学駒場キャンパス *京王電鉄井の頭線駒場東大前下車
一号館(時計台の校舎)109教室
講師:佐藤忠男(映画評論家)、八柏龍紀(批評家)
ところで、テーマについてですが、このテーマでは、いささか漠然としている感じがあると思います。ただし、いまわたしはゼミで「文学を通して戦後の歴史空間を考える」といった講義をしていますが、そのなかで、人びとに「欲求されたリアリズム(=現実性、存在性)」ということを考えながら、映画にこそそうした「欲望」が色濃く表象されているのではないか。佐藤忠男さんは、かつて映画には「自惚れの鏡」といった要素があることお書きになったことがありましたが、そうしたものも含めて、「戦後」という歴史空間と映画の関わりについて、いろいろお話ができれば、いいかなと考えているしだいです。
多くの皆さんのご参集をおまちしております。
つぎに、東大全学自由ゼミについてです。次講でこのゼミもちょうど半分を過ぎることになります。毎回のレポートが厳しいと思っている学生諸君も何人かいるかと思いますが、この時期まとまって、短編ではありますが、日本の戦後の小説を時系列的に読んでいくという経験はなかなかできないのではないかと思います。いい機会だと思って、お読みいただければとおもいます。
次講第六講では、いよいよ<60年安保>の時代背景と、そのときに発表された三島由紀夫の『憂国』、大江健三郎の『政治少年死す』がテーマとなります。樺美智子さんが死亡するという衝撃的な事件もあったこの「60年安保」とは、いったいどういったMovementだったのか、当時の若者のEnergieと高度成長期に突入する人びとの政治意識など論考していきたいと考えています。
ぜひとも、Textをお読みいただいた上で授業に参加していただければと思います。
6月 4, 2010 0. 緊急のお知らせ, 2010年夏学季<自主講座ゼミ>, 2010年夏学期東大全学自由ゼミ(月5) | Permalink




