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2009年11月 3日 (火)

自主ゼミ・第六講について(11月9日講義)

 第五講では、「非戦論」と「戦争」というテーマで、内村鑑三の「非戦論」などをテクストにして、宗教と戦争の関連についてお話ししました。宗教はキリスト教、イスラム教などを問わず、平和主義を標榜する一方で、つねに戦争のお先棒をかついできた印象があります。いま現在も、「Jihad(聖戦)」の名目のもと、テロが頻発している現実があります。その理由はなぜなのか? それを宗教そのものが内包する「Dogma」という視点と「Deductive(演繹的)」な論理に着目して論考し、さらに宗教的粉飾をまとった政治権力のありようも検討しつつ考えてみました。

 さらに、ハンナ・アレントの分析を借りて、「Justification(正当性)」と「Legitimacy(正統性)」の区分の視座から、暴力が結局は不当行為であるが故に、つねに「正当性」を主張しなければならないこと、その反面、権力はつねに正統性を求められることの相互の関係を考えてみました。

 講義は、ますます「平和」という意味へ深く垂線を降ろし、その実存的な意味について論考を進めてきています。次講は、チェ・ゲバラの「革命戦争日記」をテクストに、権力への「抵抗」について、武力反抗の正当性という観点から考えてみたいと思います。

 はたして内村鑑三らの説く「無抵抗主義」とゲバラらのキューバ革命における「ゲリラ」戦争の正当性をどのような「秤」にかければいいのか? そうした問題も含めて、「平和」へのアプローチをはかっていこうと思います。

 それと、11月7日(土)は、いささか早いもののゼミコンを開催するとの運営学生の提案がありました。これまでのゼミでのさまざまな疑問点をお互いに語るいい機会だと思いますので、受講生の方々のご参加をお待ちしております。

11月 3, 2009 0. 緊急のお知らせ, 2009年度自主ゼミ |