9月28日初講日で秋季講座を開講します。テーマは「平和論」です!
9月28日(月)から自主ゼミ秋季講座を開講します。時間や会場などは下記にあります。
テーマは「平和論」です。平和とはなんとなく弱者の発想のように捉えている人も多いかと思いますが、実際はきわめてタフな思想です。もちろん平和思想の歴史的経過を論考しますが、今回は、国民国家における平和ではなしに、現代と未来、現在の国家体制が立ちゆかなくなる時代のトバ口に立っているわたしたちにとっての「平和」を考えてみたいと思っています。すすんでご参加ください。
2009 年秋季講座〝大人のための社会哲学〟
「平和論」 (全10講座)
~あらたな「暴力・テロ・戦争」と「平和」のありかたを考える!
日時:2009年9月28日初講日(月)から、原則 毎週月曜開講
*全10回(10月26日、11月30日は休館日、最終講は12月14日を予定)
場所:池袋勤労福祉会館 住所:東京都豊島区西池袋2-37-4
電話:03-3980-3131
交通案内:池袋駅南口下車 徒歩約7分
*受講料(全10講座):社会人(1万円)、学生(5千円)
受講申し込み:新人会・八木まで(mail:shinjin@afz.jp)
<はじめに>
わたしは、2000年から約8年、東大駒場キャンパスで駒場自治会主催の自主講座ゼミを開講してきました。2009年は大学を離れて、池袋の勤労福祉会館で7月まで夏季講座をおこないました。これまでの自主ゼミのテーマは、『戦後民主主義のゆくえ』であったり、現代社会における『消費論』であったり、アジアの中の日本という視座から『「在日」の現在』や『「他者性」という問題』、そして戦争へのまなざしの変容を論考すべく『「特攻」という罪責』や『「大東亜共栄圏」の思想と現代』など、戦後の日本を軸に、その時代や時の潮流にあわせて、さまざまな論考を展開してきました。そしてそのらのいくつかのテーマは、書籍化され、書籍を通じてまた別の角度からご意見などいただき、それを講座に反映させてきました。
そこで、この秋季講座では、「平和論」というテーマで論考をはかろうと思いました。はたして「平和学」という学問が成り立ちうるか?「平和学」という学問は、現在いくつかの大学でも講座があるようですが、1989年に東西ベルリンの壁が崩壊し、さらに昭和天皇が没して、その後のバブル景気が循環するかのように世界に経巡り、その崩落もまた循環し、時代は「テロ」と「無差別殺人」が突如として勃発する時代へとおおきな転換をとげてきたように見えます。それは、同時に「国家」という擬制が、徐々に溶かされていくことを意味しているようですし、「人間」もまた、社会学者ジグムント・バウマンの言葉を借りるなら、その輪郭を近代的なフォルムから超現代的な「液体 liquid」に変容してしまったのではないか。そのなかで、とうぜん「平和論」も近代的「国民国家」の枠組みから論じるものとは異なった視座を必要としているように思いました。
そこで、この講座では、これまでの「平和論」についての検証をおこなうとともに、いま現在という視座と未来50年ほどの「平和」のありようを論考しようと考えています。
【講義予定】 講座進行状況によって、予定は変更される可能性があります。
・第一講(9月28日) ガイダンス-「平和」と「戦争」いう思想について
・第二講(10月5日) 「平和」を希求する意思ーその1~「カムイ伝」を読む!
・第三講(10月12日)「平和」を希求する意思ーその2~カントの「永遠平和のために」
・第四講 (10月19日) 「平和」を希求する意思ーその3~内村鑑三の「非戦論」とは?
・第五講 (11月2日) 近代「国民国家」における「平和」とは何か?
・第六講(11月9日) 第二次世界大戦以降の「ONE WORLD」と「平和」という思想
・第七講(11月16日) 「平和」の崩壊と再建についてーその1~「暴力」とは何か?
・第八講(11月23日) 「平和」の崩壊と再建についてーその2~「安全」への希求
・第九講 (12月7日) 「平和」の崩壊と再建についてーその2~「テロ」への渇望
・第十講:最終講(12月14日) 「Globalism」と「暴力とテロ、戦争」の現在を考える!
8月 20, 2009 0. 緊急のお知らせ, 2009年度自主ゼミ | Permalink




