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2009年6月20日 (土)

6月後半の講座について

 6月も後半に入りました。なにか梅雨らしくない空模様だったり、はっきりしない時代を象徴しているような日常です。でも、いままでもそんな感じだったかも知れません。ところで、6月後半の講座日程などについて、再度お知らせいたします。

one6月22日(月)は自主ゼミ『大東亜共栄圏の思想と時代』の第七講が行われます。今回のテーマは「大東亜共栄圏という擬制」についての講座です。本講座の中心テーマへの論考をおこないます。

 *ちなみに6月29日(第八講)は会場の池袋勤労福祉会館が休館なので、講義日は7月1日(水)に移動されます。

two6月28日(日)は【very50】主催講座「Regionalからの発信」(その2)が行われます。内容は、前回近代日本における「地方」の歴史と問題提起を行ったのに続き、「戦後の地方」の問題について論考します。3割自治や交付金制度の問題、そして高度成長期にあって地方が都市に従属させられていく状況などについてお話しします。詳しくは http://very50.com/  をご覧ください。

*あとは、来月7月4日(土)「わだつみ会」の講演会があります。それについては、またのちほどにご連絡します、

 

 

6月 20, 2009 0. 緊急のお知らせ, 1. 講演予定等, 2009年度自主ゼミ |

2009年6月11日 (木)

【宏究学舎】【自主ゼミ】などのお知らせ(6月第2週から3週にかけて)

      《ご連絡》

 梅雨っていえば梅雨空です。しかし、この時期の雨は、田んぼにはいい雨です。空からの清冽な水分が、稲に注がれ、稲の心をしゃっきりさせてくれます。

 でも、この雨は、世界の東辺の列島に住むわたしたちには、憂鬱なものでもあります。温帯モンスーン気候。この湿り気は、気分を重くさせるときもしばしばです。ただしものは考えようで、「人間、曇っているときもあれば、照っている日もあるさ」です。「晴耕雨読」の気分で、本を読んでみるのにいい季節かもしれません。

 さて、今週の【宏究学舎】(6月13日・土)は、いつものように尾山台地区会館で14時30分からです。今回のテーマは第5章の「児童の発見」です。近代において「子ども」は発見されたというわけですが、一時期、阿部謹也の『ハーメルンの笛吹き男』がよく読まれていたころ、子どもをめぐる伝説が、ブームになったことがあります。神隠しやさまざまな伝承のなかに、人びとの深層の心理がうごめいている。子どもを考えることは、いつの時代もその時代を映す鏡として大事なことなのかもしれません。

 つぎに【自主ゼミ】ですが、こちらの方は、6月15日・月、これもいつものように池袋の勤労福祉会館で19時30分からです。今回のテーマは『軍部とは何か?』です。日本の近代史における「軍隊」は、その構造や兵士の生活、将校やエリート参謀などの行動意識や思考回路などに、近代日本人の差別の構造や心性、さらに日本人の気質などが色濃く投影されたものでした。そんなことを具体的には、昭和恐慌以降の軍部台頭の時代背景をふまえてお話しします。自主ゼミも今回で中日を過ぎ第六講です。

 最後に、7月4日の「わだつみ会(日本戦没学生記念会)」主催の講演会のビラが刷り上がりました。参加希望の方がおりましたら、ご連絡ください。可能であれば、メールにてビラを送付します。

6月 11, 2009 0. 緊急のお知らせ, 2. 東大自主ゼミ講座, 3. 宏究学舎 |

2009年6月 2日 (火)

次講のガイダンス:【自主ゼミ】【宏究学舎】

 【2009年度夏学期自主ゼミ】 

 昨日の【自主ゼミ】~「大東亜共栄圏」の思想と現代第四講では、関東大震災と恐慌の歴史的背景を検討しつつ、大正デモクラシー以降の歴史的「問題」について論考しました。

 日比谷焼討ち事件や米騒動などを一つのスプリング・ボードとして、さまざまなかたちで民衆が社会表現をおこなっていた「大正デモクラシー」と云う社会諸相については、第三講で論考しましたが、それをふまえて、なぜそういったムーヴメントが、十数年を待たずして軍国主義や膨張主義へと急速な変容をとげたのか。関東大震災と恐慌によってもたらされた民衆の意識の変容を、経済的没落感を視座において考えてみました。

 しかし、質疑応答でもあったように、この変容を、ただの経済的側面を要因とする結論に導くつもりはありません。さまざまな社会事象の複合的な視座が要請されているのはもちろんです。次講は、大陸への進出についてがテーマですが、なぜ人びとは大陸へと希求したのか。この時代のアメリカ大陸への移民の問題も含めて、政治権力から民衆におけるマインドの問題まで論考してみたいと考えています。

 次講は6月8日(月)、会場は池袋勤労福祉会館で時間は19時30分からです。なお、今回は課題はお配りしましたが、提出期限は一週間ずらして、6月14日(日)の午前中までお願いします。

【2009年度夏学期宏究学舎】

 先週で、ほぼテクストの半分を読み終わったことになります。次講は、Ⅳ「病という意味」を扱います。いわゆるこれまで自明のものとされてきた私たちの感性や情緒といったものが、近代国民国家が形成されていくなかで、必然的に「発見」され「意識化」されていった状況を論考してきましたが、もうすこし、それはなぜなのかという視点に踏みこんで、次講からは論考する必要のあることを感じています。次講の発表者は、その点も含めて論考していただければと思います。

 次講6月6日(土)、会場は尾山台地区会館。時間は14時30分です。

6月 2, 2009 0. 緊急のお知らせ, 1. 講演予定等, 2. 東大自主ゼミ講座, 3. 宏究学舎 |