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2009年5月12日 (火)

自主ゼミ(次週5月18日)について

 5月11日の初講日はお疲れさまでした。

 第一講のガイダンスと『「大東亜共栄圏」という問題』についての講義は、まだまだ具体的歴史事項をたどるかたちはとりませんでしたから、いささか抽象的だったかと存じます。次講以降、戦争の位相などを具体的な事実関係のもとで、講義を展開させていただきます。

 今回お配りした『蝗』という作品については、従軍慰安婦と兵士の交情、さらに「戦争」と「蝗」で象徴される情景について、いろいろな問題が浮き彫りされてくるように思います。その浮き彫りにされた問題を、きちんと自分の手のひらに載せて、さまざまにお考えいただければと存じます。「私」という普遍性、あるいは「自己」という普遍性が、渇望した「文明」意識と必要とされた「日本」という固有性の双方を併合しようとした結論であるとして、それがはらむ矛盾の深溝は、この作品にもよく見えてくるものと思います。まずは受講生のみなさんの「読み」をお待ち申しております。

 *追伸:今日はエアコンが作動せず、教室が蒸し暑かったと思いますが、係  の方にお伺いしたところ、次回からはエアコンが作動するとのことでした。

 *ところで、7月4日(土曜日、13時30分から16時30分くらいまで)「わだつみフォーラム」(きけ わだつみの会 主催)で、『特攻と抒情』というテーマで、講演を行います。場所は中央大学記念館(お茶の水駅下車)だそうです。昨年度の東大自主ゼミで行った講義での、戦争に総動員される「抒情」という問題に絞ったお話しができればと考えています。詳細は、また後日、ご連絡させていただきます。

5月 12, 2009 0. 緊急のお知らせ, 1. 講演予定等 |