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2009年5月26日 (火)

宏究学舎、【very50】次講について、《自主ゼミ》第四講について

  【宏究学舎】第四講について

5月23日は、《textⅡ》の「内面の発見」について論考しました。近代「国民」国家出現における「内面」とは何か。言文一致の出現との相関について、困難ではありましたが、論考が進んだことと思います。おそらく大切なのは、一人では理解出来ないtextも、様々な意見を交差させることで「読み」が格段に深まるということだと思います。さまざまな「読み=思考」をくぐらせることでの成果を、ぜひ期待したいものです。次講(5月30日)は、前回と同じ尾山台地区会館で、第四講「告白という制度」について発表・論考を進めます。

  

  【very50】6月の講義について

 5月24日の『「Regional」からの発信』第一講には、多くのみなさんがお集まりいただき、「地方」の問題が、切実な問題とされてきている今日的状況が、たいへんよく理解出来ました。次講では第二講として、戦後における「地方」の問題、いわば「地方」が「中央」によって寄生され、富も人材も吸い取られていった状況をお話ししたいと思います。日時は6月28日(日)、時間は17時30分から19時までです。詳しくは【very50】へ

http://very50.com/)

   

  【自主ゼミ】第四講について

 昨日(5月25日)第三講は終了し、「大正デモクラシー」の性格について論考しました。大正デモクラシーは都会的なひ弱なあだ花といった評価が多くなされていますが、実際はさまざまな階層が、新聞や雑誌などのジャーナリズムの広報活動と相まって、人権や市民的権利への欲求、膨張主義的帝国主義への警鐘をはげしく打ち鳴らした時代でした。次講では、それを受けて、そうした運動が十数年で朽ち果て、軍部の台頭を招いていく要因について、一九二〇年代から三〇年代にかけて相次いで発生した「恐慌」の本質を検証するなかで、考えていってみたいと思います。昨今の日本も、リーマン・ショック以降、経済の停滞がつづいていますが、それらが民衆のマインドだけでなく生活意識に、いかなる影響を与えるかも含めて論考したいと思います。課題のテクストの読みもあわせて、よろしくおねがします。日時は6月1日(月)、場所と時間は、いつもの池袋の勤労福祉会館、19時30分から21時です。

5月 26, 2009 0. 緊急のお知らせ, 1. 講演予定等, 3. 宏究学舎 |

2009年5月20日 (水)

さまざまなお知らせ(宏究学舎、【very50】、自主ゼミ

 古代は古墳だった八幡神社の森が、五月の颯々とした風にそよぎ、樹木の枝葉を大きく揺らしています。こうして書き物をしている部屋から、こんもりとした森が遠近の視覚を跳び越えて、隣家の屋根の上にのっかているように見えます。一年でもっともいい季節でしょうか・・・。

 ところで、次回(5月22日)の宏究学舎は、またまた尾山台地区会館に会場が戻ります。テーマは第二章の「内面の発見」です。「・・・風景が以前からあるように、素顔ももとからある。・・・しかし、・・・そのためには、概念としての風景や顔が優位にある<場>が転倒されなければならない」。いわば、意味するものという象徴性意味性が獲得されるためのある変容があるということでしょう。「近代」そして「国民」が登場した時代を考えるうえで、考えておかなくてはならないことのように思います。

 発表者は、しっかりとテクストを読み込んで、曖昧性を排除して発表に臨んでください。

 つぎに、5月24日19時30分~21時、大塚地域文化創造館で【very50】の講座が開かれます。詳細は、いつものようにhttp://very50.com/ でご覧ください。

今回の講座は、これから4回の連続講座で「地域」の問題について、お話しします。タイトルは、『「Regional」からの発信』~地域の時代の可能性~です。第一回の今回は、歴史的に、とくに日本の近代において「地域」いわば「地方」が、どんな情況におかれたのか、現代の「地域」「地方」がおかれているルーツを探ってみようという試みです。以降、第二回は、戦後社会における「地域」「地方」、第3回と4回は「地域」「地方」の復権と「中央(=occident)」なるものへの反攻を考えたいと思っています。

 最後に、自主ゼミです。第三講は5月25日池袋勤労福祉会館で行います。前回まで空調が効かず、たいへん辛い思いをいたしましたが、次回からは今度こそ、快適に講座が進められそうです。テーマは、第一次世界大戦の戦後デモクラシーである「大正デモクラシーの光陰」についてです。前講での日清・日露両戦争の意味をふまえて、第三講では、「国家」というものの「欲望」に論考をめぐらせたいと考えています。

 ところで、前回お配りした『かへりみはせじ』『軍装』はお読みいただきましたか? 『軍装』は途中落丁があったみたいで、たいへんご迷惑をおかけしています。ただし、文章から、その意味を探るには十分かと思いますので、レポートはよろしくお願いいたします。

 5月末は、なにかと講座が立て込んでいて、たいへんな受講生もいらっしゃるかと存じますが、インフル・ウィルスや過重ではしゃぎすぎている大臣や府知事の「いきがった」子供みたいな言動に振り回されないよう、今の地歩である足元とこれから訪れる時間を見すえて、颯々と過ごしていきたいものです。よろしくお願いいたします。 

5月 20, 2009 0. 緊急のお知らせ, 1. 講演予定等, 3. 宏究学舎 |

2009年5月12日 (火)

自主ゼミ(次週5月18日)について

 5月11日の初講日はお疲れさまでした。

 第一講のガイダンスと『「大東亜共栄圏」という問題』についての講義は、まだまだ具体的歴史事項をたどるかたちはとりませんでしたから、いささか抽象的だったかと存じます。次講以降、戦争の位相などを具体的な事実関係のもとで、講義を展開させていただきます。

 今回お配りした『蝗』という作品については、従軍慰安婦と兵士の交情、さらに「戦争」と「蝗」で象徴される情景について、いろいろな問題が浮き彫りされてくるように思います。その浮き彫りにされた問題を、きちんと自分の手のひらに載せて、さまざまにお考えいただければと存じます。「私」という普遍性、あるいは「自己」という普遍性が、渇望した「文明」意識と必要とされた「日本」という固有性の双方を併合しようとした結論であるとして、それがはらむ矛盾の深溝は、この作品にもよく見えてくるものと思います。まずは受講生のみなさんの「読み」をお待ち申しております。

 *追伸:今日はエアコンが作動せず、教室が蒸し暑かったと思いますが、係  の方にお伺いしたところ、次回からはエアコンが作動するとのことでした。

 *ところで、7月4日(土曜日、13時30分から16時30分くらいまで)「わだつみフォーラム」(きけ わだつみの会 主催)で、『特攻と抒情』というテーマで、講演を行います。場所は中央大学記念館(お茶の水駅下車)だそうです。昨年度の東大自主ゼミで行った講義での、戦争に総動員される「抒情」という問題に絞ったお話しができればと考えています。詳細は、また後日、ご連絡させていただきます。

5月 12, 2009 0. 緊急のお知らせ, 1. 講演予定等 |

2009年5月 3日 (日)

5月11日からの自主ゼミと昨日(5月2日)の宏究学舎について

 自主ゼミのお知らせ

 次週5月11日を初講日とする自主ゼミでは、受講生のみなさんに各講義それぞれのテーマに沿った「史料」を配布して、これをお読みいただくかたちで講座を進めて参ります。「史料」の内容は、かつて日本の植民地であった朝鮮半島での文学作品や戦前戦中に「外地」と呼ばれた地域での見聞を記した文章などです。各講義毎に配布いたしますので、欠席などの場合は、あらかじめご連絡ください。

 【宏究学舎】<次講>のお知らせ

 昨日(5月2日)は第一講として「ガイダンス」とその他レジュメ作成の手引きなどについて説明しました。第二講以降の発表者も確定し、これから本格的に講座は進行されます。

 そこで、第二講以降から参加したいという方は、事前にご連絡いただければ、第一講でのガイダンスの内容についてお知らせしたいと思います。ちなみに第二講は5月16日となります。5月9日は休講です。ただし、5月16日から参加希望の方は、5月9日にNPO法人「新人会」主催の『古本ツアー』がありますので、そのときご参加願えれば、資料その他をお渡しできるかと存じます。こちらのほうもご連絡いただければ幸いです。

 

5月 3, 2009 0. 緊急のお知らせ, 1. 講演予定等, 3. 宏究学舎 |