【very50】第6回講座 理想主義とリアリズムの相克~小林多喜二の見た現実
2月15日(日)に【very50】の第六回講座を行います。
詳細は下記に掲示いたしますので、【very50】の掲示板をご覧ください。
今回は「理想主義とリアリズムの相克~小林多喜二の見た現実」といったテーマで、小林多喜二の『蟹工船』などを素材として取り上げ、理想主義とリアリズム、そして現実のありようをいかに考えるかお話ししたいと思います。
昨年、小林多喜二は、大企業の利潤追求の犠牲者ともいうべき「派遣切り」などの労働状況の悪化を受けて、一大ブームを呼び起こしました。私自身、そうした情動的な風潮に馴染みたくない性格なので、「カニコー」ブームといったこうした状況には、無視を決め込んでいました。しかし、相次いで小林多喜二関連の書籍が発刊され、それらが、現代の労働条件の劣悪さに便乗するかのような状況、または多喜二の作品と現代の状況との安易な接合にいささか「ムッ!」ときたこともあり、今回は「社会活動家として」という【very50】というテーマと必ずしも一致しないものの、小林多喜二の追い求めた「理想主義」のありようをお話ししたいと考えました。
私たちも、一見そうではないように装っていても、生き方にある意味での「理想」を追い求めています。拝金主義だと批判されても、権力主義者だと攻撃されても、そこには自分なりの「分」をもち、心の内奥には理想的なありようを模索しているといえると思います。そうした内奥にある「理想」のありようを、小林多喜二という29歳で時の政府公権力によって虐殺された人物を通して考えてみることは、私たちの内部にある「理想のリアリズム」を知る意味で重要だと思っています。
はたして「理想」とは何か? その文脈から小林多喜二の『蟹工船』などの作品を再読する価値は少なくないように思っています。2月15日の参集をお待ちしております。
【very50】掲示板http://very50.com/
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2月 2, 2009 0. 緊急のお知らせ, 1. 講演予定等 | Permalink




