【very50】講座のお知らせ(12月7日講義)
12月7日に前回の「福澤諭吉講座」の第二回目の講義を行います。
第一回目では、福澤諭吉の思想を「独立」と「実学」という二点に絞ってお話しをいたしました。第二回目は、そうした福澤の思想が、日本の近代という時代のなかで、どのように展開していったのか、そうした視座から、現代のありようを逆写象しようと考えています。
福澤の思想は、功利主義や文明至上主義、あるいはアジアへの蔑視(とくに「脱亜論」)といった片言隻句で片付けられることが見受けられますが、その思想の源泉をたどっていけば、「noblesse oblige」という当時の士族階級の息づかいが濃密に感じられます。さらにものにこだわらない、福澤のことばでは「惑溺」に陥らない精神性の気高さを保持し、ドグマに陥ることのない精神の健全性を社会や世界の関係性のもとで意味づけようとしています。そうした福澤の思想活動、実践活動は、現代社会において最も欠落した精神の何かを思い出させてくれるように思います。
第一回目の講座に参加してないかたも、今回の講座ではいわば福澤の現代的な意味を問うわけで、充分に討論に参加できることと思います。お時間がありましたら、参集いただければ幸いです。なお、【very50】のHPは以下の通りです。
ついでに、【very50】では、12月14日(日)、21日(日)もテーマを変えて講義を行います。14日は先日亡くなった小田実について、21日はまだ未定ですが、日本近現代の社会活動家および思想家について、現代的意味を視座に据えながら論考していきたいと考えています。講義は講義として、それ以上に参加者みなさんの積極的な質疑応答こそが、活力と思想の深まりを作っていくように思っています。宜しくご参集いただければと存じます。
12月 4, 2008 0. 緊急のお知らせ, 1. 講演予定等 | Permalink




