11月29日トークライブ<新宿ロフトプラスワン>のお礼
11月29日の新宿ロフトプラスワンでのトークライブには多くのみなさんがおいでいただき、ありがとうございました。わたし自身が思うに、論議は「世代論」という範疇を踏み出せず、ある意味、社会および世界への関わりかたの閉塞性が反映したかたちで、きわめて歪な構造が不安げに広がったまま終了した感があり、いまの出版業界や文学の状況が逆写象された印象を持ちました。
人がどのようにして社会および世界(世の中)と結びつくかのスキルが、携帯やネットによって疎外されていく崩壊状況を、そこに希望的観測を持ち込む論拠をはるかに超えて、衰退している状況が、今回のパネラーの方々の発言からも感じられたことと存じます。
やはりわたしは、人と困難でも交わっていたい。そんな気持ちを昨日ほど強くもったことはありませんでした。それが講演会でのテーマ、コミュニケーションの役割だと思います。だれとコミュニケーションを取るのではなく、アレントの言う「テーブル」にいかにつくか、その意識が疎外された議論がたらたらと続くのは、よくないことのように思います。
ところで、人との交わりで、来る人去る人さまざまですが、先日の講演会で、わたし自身思ったことは、人の力の大切さです。今回の講演会を支えてくれた新人会の諸君に感謝するとともに、大切なものを語る意味を再確認させられました。「大切なもの」それ自体は曖昧ですが、わたしとある時期を過ごした学生諸君は、理解していただけると思います。これまで、多くの人びとがわたしと時間をともにし、語り合い、また去っていきました。でも、時間に余裕があるなら、そうした君たちにお願いがあります。もう一度、思いっきり語りませんか。そんなところから、コミュニケート、つまりは人と人との連累(=implication)を再考したく思っています。
11月 30, 2008 0. 緊急のお知らせ | Permalink




