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2008年5月24日 (土)

5月26日の講義について

 前講では、「主情主義」が生む病いということで、日本における「死」をめぐる政治性、「美意識」と「抒情」のネジレ関係について論考しました。理解しにくいテーマだったかもしれませんが、「特攻」を「罪責」としてとらえ直し、その上で「テロリズム」との位相、「国民国家」としての日本近代における国家主義などの論考とともに、この自主ゼミのもっとも重要な論考のひとつだととらえていただき、レジュメなどを再度ご覧いただくと、今後の具体的な「特攻」作戦の変容がたどりやすくなるかと思います。

 次講第六講は、特攻という「現実」について(その1)と題し、レイテ海戦における関行男大尉の特攻作戦における「現実」について論考します。いったい「特攻」という概念はいつ頃生まれたか。「軍神」の存在や「捕虜」の概念、それと特攻隊生みの親と目されている大西滝治郎司令官が指揮したとされる重慶爆撃の問題も絡めて、なぜ若きパイロットは「特攻」に出ていったのか。そうした論考も行います。これまでの論考をふまえて「特攻」の意味についての総合的な講義になると存じます。よろしくお願いいたします。

 

5月 24, 2008 0. 緊急のお知らせ, 2. 東大自主ゼミ講座 |