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2008年4月15日 (火)

初講のまとめと次講(4月21日)について

 初講日は、お疲れ様でした。

 初講では、講座内容の説明と運営についてお話ししましたが、毎週末ごとの簡単なレポートの提出については、よろしくお願いします。ただし、あまり長い文章ですと紙量の関係で講義にフィードバック(feedback)することが、厳しくなったりしますので、できるだけ簡潔でお書きいただけると幸いです。

 ところで、初講では『「特攻」という課題』という講座名について、とくに「課題」とする意味についてお話いたしました。日本という国は、世界で最初の被爆国である一方で、世界で最初に人間を弾丸代わりに使用した、あるいはそうした戦術を実行した国家であること。被爆国としての認識は、意見の左右を問わずひろく理解されていますが、「特攻」作戦という戦術を生んだことへの深刻な「罪責の認識」が、戦後の「特攻」にまつわる言説をみても、十分に認識されてはいないのではないか。そこをまずは基点において、今後の講義を展開していきたいとお話いたしました。そのためには、初講日でお配りした書籍一覧等などの膨大な資料をふまえての論考、国家と抒情性の問題、また2001年の世界同時多発テロの発生以降の「テロ」と「特攻」の相関や現在のこの国の階級社会・格差社会の危うさなどの現在的な諸問題についても、「特攻」という基点からさまざまな論考をはかっていきたいと考えています。今後、講義内容について、論理的に複雑になることも予想されますので、適宜討論の時間などを設けます。その際には学生諸君ともども受講されているみなさんの積極的な発言をお願いします。

 それでは今後ともよろしくお願いいたしますとともに、前講でおわたしした『紫電改のタカ』(週刊初年マガジン)と『知覧特別攻撃隊』のテクストの読み取りをお願いいたします。

 *追記:人数にはまだ若干の余裕(3人ほど)があります。歴史社会学、あるいは社会哲学の学問領域に関心をもち、こうしたテーマで論考をはかってみたいと考えている学生諸君の参加を歓迎いたします。

4月 15, 2008 0. 緊急のお知らせ, 2. 東大自主ゼミ講座 |