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2007年12月24日 (月)

2007年度宏究学舎終講のお知らせ

 2007年度の宏究学舎は、夏学期・冬学期ともに終講いたしました。夏は、丸山眞男の<『「文明論之概略」を読む』を読む>という講座で、冬は、ハンナ・アレントの<『人間の条件』を読む>という講座でした。双方とも、大学一年生には難しいテクストだったと思いますが、まずは読んでみるという気概を糧に、各自がんばっていただけたと思います。

 次年度2008年は、またどんな社会となるか、世界の飢餓や戦争、そして貧困、環境破壊はどのように進むのか、それとも改善するのか。そうした問題を一方におき、自分自身はそうした社会や世の中のなかに時間をもっていて、いかにものを考え、いかなる時間を過ごすか。常々思うに、そうしたつねに問題意識的な視座から、世の中における昨今の商業主義に迎合しない、何らかの「独立」といた立ち位置がほしいものと考えているところです。おもねない、よりかからない、たよらない、巻き込まれない・・・。「独立」という言葉には日常におけるさまざまな局面での自らの立場表明の元素といったものが内在しているように思います。いずれにせよ、安易なことは安きに流れる。福澤諭吉風に言うと、「出来難き事を好んでこれに勤むるの心」の大切さが、処世訓的な意味にあっても、そうでなくても、私たちの内燃エンジンを燃えさせてくれる言葉になるように思っています。

 宏究学舎に参加していただいた多くの受講生諸君に感謝するとともに、一人では出来ない、一緒に学ぶ意味の大切さをご理解いただければ、うれしく思います。2008年もまた、がんばりましょう。

12月 24, 2007 3. 宏究学舎 |