いよいよ森達也さんとの講演会が、明後日(11月23日金:慶應三田キャンパス519教室-15時30分~)に迫ってまいりました。テーマは運営学生が設定した「権力とアウトサイダーを語る!」というものとなっていますが、そもそも「アウトサイダー」ってなに? 「三ツ矢サイダー」じゃネーのって? シャレとしてまったく成功していませんが・・・、今回はいわば余所者、異端者、部外者、一匹狼などなどといった意味をもつこの言葉(outsider)と権力の関係性についての話しになるかと思います。
森達也さんは、ドキュメンタリー映画『A』をはじめ、『放送禁止歌』も含め、正しいとされている善意の社会のなかでの不可視化され、排除されてきた人間や組織および思想や活動に着目した作品を多く世に問うています。たしかに、自明とされてきたわれわれの日常に潜む、あからさまな他者への排除や憎悪の構造は、そのままある時点でいつしか自分自身も排除され憎悪や嫌悪の対象になるかも知れないという陥穽を宿しています。ヒールキャラで売った亀田親子、まさにゴルフだ焼肉だ接待だと、まさに「オヤジ」、それしか遊びはねーのかってツッコミを入れたくもなる防衛省の事務次官、あたふたとする利権に群がった大臣・政治家、「東北人は口べた」と決めつけなくても・・・と思うわがままに育った野党政治家などなど、「勝ち組」的権力の構造を破砕しながら、いま「アウトサイダー」の意味を考えることは、そんなに悪いことではないように思います。多くの皆さんのご参集をお待ちしております。
☆☆引き続いて11月24日(土)の宏究学舎のお知らせです。会場は前回と同じ奥沢東地区会館です。今回はいよいよ「活動」の章に入ります。さまざまに展開していくアレントの思想的変移を楽しむまでの余裕はないかと思いますが、抽象的な概念をなるべく具体的な問題に落としてみて考えると、わかりにくいことも、すとんと落ちてくることもあります。なんでもかんでも文章を支配するのではなく、わかったことの意味を深めていくことも重要に思います。次回以降の発表者の語る言葉に注目していきたいと思っています。△