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2007年10月28日 (日)

森達也さんとの講演会のお知らせ

   ◇森達也さんとの講演会のお知らせ

 11月23日(金)慶應義塾大学三田祭森達也さんとわたしとで講演会を行います。テーマは「権力とアウトサイダーを語る」です。

マスメディアの肥大化、人間のコミュニケーション能力の希薄化のなか、社会は膨張し続ける一方で、空虚でうそ寒い内面性の欠落が進んでいるかのように思われます。そうしたなかで、いかに自分たちの生き方を模索すべきか、そうした原点となるような対談ができればと考えています。

多くの皆さんのご来場をお待ちするとともに、覆い被さるような空虚さを突き破るような熱い思いを共有したいと考えています。ぜひ、おいでください。

                 

日時:11月23日(金曜日) 15時30分から18時

会場:慶應義塾大学三田キャンパス5号館519教室

*JR山手線・京浜東北線田町駅下車、都営三田線三田駅下車(共に徒歩約8分)

10月 28, 2007 1. 講演予定等 |

次回の宏究学舎について

 第四講では、第三章「労働」の11から15までを検証しました。ここまで来ると、これまで見えにくかったアレントのおおよそが見えはじめるようになったと思います。アレントの提示する「世界」の意味、また人間の「生と死」についての歴史のなかにある意味など、人間の条件における空間的イメージと時間的イメージが、古代ギリシャから中世、そしてアダム・スミスやロックを経てマルクスに至り、近代のなかでいかに変容し、それが現代とどのように結びついているのか、そうした全体性が、山塊が霧のなかから浮かび上がるように、やっと見えだしてきたことだと思います。思想を追い、捉えることの難しさを受講生の皆さんは、いま実体験しているかと思いますが、この本を一冊読み切ることは、おそらくたいへんな経験になると思います。一緒にがんばりましょう。

 なお、次回は11月10日です。会場は尾山台地区会館となっています。今回参加できなかった受講生の皆さんには、「労働」の章をしっかり読み込んで、さらに第四章の「仕事」まで読み込んでの参加をお待ちしております。

 当日は、終了後「荻窪会」が開かれるとのことです。時間のあるかたは、荻窪に参集し、より濃い話しをいたしましょう。

10月 28, 2007 3. 宏究学舎 |

2007年10月23日 (火)

10月27日宏究学舎第四講のお知らせ

 前講では、「公的領域」「私的領域」についての第2章を読了しました。次講では、第三章の「労働」に論点は移ります。前回の宮田君の発表に象徴されるように、受講生の何人かは、アレントの文章の特徴を読みとり、その上で論を展開できるようになったと思います。宮田君は、アレントの文の文学的な動きというふうに捉えていましたが、彼女の直感的な思想の展開は、この本を読む意味で大切な要素かと存じます。

 さて、次回10月27日の会場は、尾山台地区会館に戻ります。東急大井町線尾山台下車、環八方面に商店街を歩き3分ほどに会館はあります。発表者は、小林君と斉藤君でしたが、斉藤君が急遽都合が悪くなり、私がその部分をかわって、説明します。当日もよろしくお願いします。

10月 23, 2007 3. 宏究学舎 |

2007年10月15日 (月)

第三講のお知らせ

 前回は、いよいよテクスト『人間の条件』の内容の読みに入りました。第一章の人間の条件と第2章の公的領域と私的領域の4・5まで読みすすめました。                           発表者したお二人は「読み」にかなり骨を折ったようで、それは、このテクストのなかの言葉を使えば、労苦であり骨折りに過ぎない「労働」の概念そのものの作業のように思ったことかと存じます。                                                                                            しかし、読み解くことで、なぜアレントはこうした考え方をしたのか、なぜ知識や理論や決定からアレントは離れようとしているのか、そうしたことへの考察が、アレントという思想家の実存性を解く鍵となるのではないか、そんなふうにわたし自身は思っています。「労働」「仕事」「活動」の区分、公的生活と私的生活の区分と社会性という現代的な領域のありよう、そして「不死」と「永遠」といった、一見区分など必要としないような現実に、アレントは精密で直感的な考察を加えていきます。その理由は、おそらく、現代という「人間の条件」のなかに暮らすわれわれが、その条件を過去から受け継ぎながら、絶えず再生産している状況について、隷属的にその条件を引き受けるとともに、一定の条件のなかにおかれた人間がなにも考えられなくなることに対して、アレントは根元的な「恐怖」を持っているのではないか。そこから、いかに主体的な思考を紡ぎだすか。アレントの思想の難解さは、まさにそこに起因しているように感じられます。

 ところで、次講10月20日はまたまた会場がかわって、奥沢東地区会館です。場所は、東急目黒線奥沢駅下車(東急東横線田園調布で目黒線目黒行き乗り換え、一つ目の奥沢駅下車)で、電車を降りるとバーミヤンという中華料理のチェーン店があり、その店に沿った通りを自由が丘方面にむかい、すぐの小路を右に入り、左手に小さなビストロを過ぎて、右側にあります。わかりにくいところですので、注意してきてください。

 なお次講は、そろそろ受講料を徴収したいと思います。よろしくお願い致します。

10月 15, 2007 3. 宏究学舎 |

2007年10月 8日 (月)

次講(10月13日)のご連絡

 次講の10月13日(土)は会場が第一回の会場ではなく、奥沢地区会館となります。場所は、東急大井町線九品仏駅下車、浄真寺山門に向かって山道を歩き、山門向かって左の道を入ってまもなくあります。駅からの時間は3分ほどです。お間違えのないようにおいでください。

 次講では、第一章「人間の条件」、第2章「公的領域と私的領域」の人間、ポリスと家族の項について要約発表と解説を行います。アレントの文体は、きわめて直感的であり、論理を追うのが難しいように思います。また同じような内容がくり返し出てきて、それぞれ異なった表現でくるまれているため、その論旨をたどるのに骨が折れる文章です。したがって、なるだけシンプル(simple)にするため、段落分けして眺めてみると理解が進むように思います。まずはしっかりと文章を読み込んでいきましょう。特に第一章は、この本全体を統括するような内容となっていますので、なにが書かれているのか、しっかり読みとりたいものです。

10月 8, 2007 3. 宏究学舎 |