第六講のお知らせ-日曜日にご注意!
前講では、勝又さんから「文明と政治体制」について発表していただきました。要点が整理されていて素晴らしい発表だったように思います。 ただしここで問題になったのは、二つあります。一つに福澤諭吉のいう「政治的惑溺」とは何かということ、次に「非政治性」についての丸山眞男の言説の意味です。 福澤の言う「惑溺」とは、政治的制度そのものに起因するものではなく、むしろ制度に寄りかかり、それを自明としてしまう態度や既定概念に依存してしまっている状況をさしていると言っていいし、丸山の「非政治性」については、専門的で意識的な政治性ではなく、アマチュアリズムにあり学問や芸術に身を置くもののなかから運動を展開すべきという、肯定的に使用しているのが理解されました。 しかし、こうした丸山の意味する「非政治性」には情緒や感情というものが介在しているのであって、それらは個人が育んでいると思っているのだが、きわめて集団的な、あるいは国家的・排他的意識があるのではないかという議論がなされました。こうした立場から丸山批判を展開している思想家に姜尚中がいるわけですが、次回は、そうした論議も含めて宏究学舎が展開されることを期待しています。
ところで、次回第六講座は、6月18日日曜日です。会場は尾山台地区会館で、発表者は生賀君、斉藤さん、杉本君です。よろしくお願いいたします。時間は2時30分を予定しています。日曜日であることを、ご注意ください。
6月 13, 2006 3. 宏究学舎 | Permalink
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519274/42227494
この記事へのトラックバック一覧です: 第六講のお知らせ-日曜日にご注意!:





コメント