« 【HP renewal】にあたって | トップページ | 次回(6月3日)第四講宏究学舎について »

2006年5月22日 (月)

次回(5月27日)宏究学舎について

 第二回宏究学舎で発表していただきました佐藤君・天願君、どうもお疲れさまでした。ともにテクストである『「文明論之概略」を読む』を読むうえでは、要となる問題提起がなされたと思います。一つに古典を読むことで現代といかに関わっていくのか。もう一つに「議論の本位を定める」ことの意義についてでした。前者は歴史性の問題と響きあうものがあり、後者のテーマは、福澤および丸山の問題の捉え方に関係するものです。この二つの問題提起は、今後テクストを読みすすめていくうえで、発表者の論考につねにつきまとっていく問題でもあります。

 歴史性とはリニアな発展史的思考だけでは捉えられないものです。柄谷行人の言葉を借りれば、つねに歴史における「取り替え可能」性を読み込むことで、歴史として選択されない歴史の存在を意識していかなければなりません。そして歴史で何が論じられたか、いかなる問題がおこったのかという意識を、結果としての歴史ではないところからくみ上げてはじめて、問題史として意識することが可能になり、そのなかから歴史意識が形成されてくるもののように思います。前回はそうした議論を今後深めていくうえで、いいスタートが切れたように思います。

 さて、次回は5月27日(土)尾山台地区会館です。発表者は森君です。よろしくお願いいたします。今回の発表者は森君ひとりですので、開始時間は15時厳守と言うことでお願いします。あわせて当日は、受講生には、テクストを読んでの感想を述べていただく時間を設けたいと考えています。ひとり3分程度で、ご準備ください。よろしく。

5月 22, 2006 3. 宏究学舎 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519274/42227491

この記事へのトラックバック一覧です: 次回(5月27日)宏究学舎について:

コメント

コメントを書く