datebased 八柏龍紀の公式ホームページ: 2006年5月

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2006年5月31日 (水)

次回(6月3日)第四講宏究学舎について

 前回の第三講は、「歴史の捉え方」を中心に、福澤諭吉と丸山眞男の思想的概説を行いました。歴史とは「過去と現在との対話」にあるという意味を理解していただけたら幸いです。考えておきたいのは、「対話」とは、決して一方向からのアプローチではないということです。自己の内面もつねに外化され変換しうる、あるいは「取り替え可能」なものとして、螺旋的に展開されるものです。「自己の言葉が他者に理解されて、はじめて自己自身を確認する」という言語学におけるフンボルトの言葉は、歴史にも当てはまるように思います。

 ところで、次回は、上野毛地区会館に会場が動きます。場所は、東急大井町線上野毛駅下車。駅前の環状八号線と交差している道を環状八号線とは反対方向に商店街のなかを歩き、鉄道橋を渡った次の信号を右に(等々力・尾山台方面)に折れて、5分ほどいったところにあります。

 発表者は、森君高津君国分さんです。テクストの第二講から四講までの発表になりますので、受講する皆さんも、しっかりテクストを読み込んできてください。

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2006年5月22日 (月)

次回(5月27日)宏究学舎について

 第二回宏究学舎で発表していただきました佐藤君・天願君、どうもお疲れさまでした。ともにテクストである『「文明論之概略」を読む』を読むうえでは、要となる問題提起がなされたと思います。一つに古典を読むことで現代といかに関わっていくのか。もう一つに「議論の本位を定める」ことの意義についてでした。前者は歴史性の問題と響きあうものがあり、後者のテーマは、福澤および丸山の問題の捉え方に関係するものです。この二つの問題提起は、今後テクストを読みすすめていくうえで、発表者の論考につねにつきまとっていく問題でもあります。

 歴史性とはリニアな発展史的思考だけでは捉えられないものです。柄谷行人の言葉を借りれば、つねに歴史における「取り替え可能」性を読み込むことで、歴史として選択されない歴史の存在を意識していかなければなりません。そして歴史で何が論じられたか、いかなる問題がおこったのかという意識を、結果としての歴史ではないところからくみ上げてはじめて、問題史として意識することが可能になり、そのなかから歴史意識が形成されてくるもののように思います。前回はそうした議論を今後深めていくうえで、いいスタートが切れたように思います。

 さて、次回は5月27日(土)尾山台地区会館です。発表者は森君です。よろしくお願いいたします。今回の発表者は森君ひとりですので、開始時間は15時厳守と言うことでお願いします。あわせて当日は、受講生には、テクストを読んでの感想を述べていただく時間を設けたいと考えています。ひとり3分程度で、ご準備ください。よろしく。

5月 22, 2006 3. 宏究学舎 | | コメント (0) | トラックバック

2006年5月10日 (水)

【HP renewal】にあたって

 このたびHPをリニューアルいたしました。よろしくお願いいたします。

 わたしは、つねに「場=トポス」にこだわって、これまでさまざまな活動や著作を

行ってきました。人びとが行き交う場は、そこに人びとの交感や出会いを通じて

なにかしらの種子が落ちていき、それがいつしか芽吹き育っていくものと

思っています。

他者とのふれあいは、自分のなかの他者に気づくことであり、

自己との対話を通して、社会のさまざまの事象を内面化していく重要な精神を

育てるものと考えています。

 このHPには、わたしのそうした「場」の一つとして、わたし個人の出来事以上に、

交感できる意識を育むものとして生かしていきたいと思っています。

 流行らないでしょうが、まずは控えめに颯々とのぞんでいきたいと思います。

                                  八柏龍紀 拝

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